direct light
「 海関空」*1に参加してきました。関西国際空港は文字通り異国情緒あふれるエアラインが、多数就航する魅惑の空港です。しかしながら、撮影スポットがかなり限られるのも事実。そのウィークポイントを見事にはね除け、その上、航空機に限らず、被写体がもっとも明瞭かつ美しく映える順光のみでの撮影を可能としたのが「海関空」なのです。何しろ、チャーター船が、航空機の離発着スケジュールやランウェイチェンジにあわせて、クルクルと常に順光側に移動してくれるので、私たちはシャッターを切るだけです。
実は「海関空」にはこれで2度目の参加です。前回の反省を生かして、今回は午後のハーフタイムにのみ参加したのですが、それでもやはりダメでした。そうです、わたしは極端に船に弱いのです。小一時間もローリングされていると、もう口をきくことも忘れ、目をあける気力さえ萎えてしまいます。
それでもじっと耐えながら撮ること4時間、陸にあがったときには、揺れない地面がどれほど愛おしかったことでしょうか。
ちょうど「海関空」が開催されたのはG20の前週の土曜日。これは珍しいロシア連邦の政府専用機「イリユーシンIl-96」が、G20の事前準備で飛来していたようです。
ボーイング747を順光で。
A380を順光で。
チャーター船での撮影は、船酔いさえなければ、快適なことこの上なしです。主催の方々には航空機の飛来情報や航空無線をチェックしながら、常にベストポジションへとわたし達を導いていただきました。お世話になりありがとうございました。ということで、船酔いでへろへろになりつつも、順光で撮る航空機をたっぷり堪能させていただきました。
「おや?」と思われましたか?帰路、順光クラブのみなさまの目を盗んで逆光で1枚。まあ、おいしいラーメンばかり食していても、たまには蕎麦が・・というやつです。じつは逆光も嫌いではないんですよね。